はじめに:なぜ「読書」の次に「資格」が必要なのか?
るるやまこんにちは、診断士のるるやまです。「今の仕事のままでいいのだろうか?」 「何か新しい武器を手に入れたいけれど、何から始めればいいかわからない」という悩みをお持ちじゃないですか?
そんな悩みを持つビジネスパーソンにとって、最も手軽で、かつ強力な自己投資は、「読書」です。私自身、中小企業診断士として活動する傍ら、これまで数え切れないほどの本を読み、多くの知恵を授かってきました。今でも月に2冊を目標に継続的に読書をしていますし、新しい資格「CFP」に挑戦中です。
しかし、コロナ禍に自分を見つめ直す時間があり、さまざまな本を読みました。そして、今のお客様に求められていること、将来の自分の理想の姿、を比較した際に、不足している知識があることに気づきました。
私は、今後の自分の人生に追加で必要な知識が「資産運用」「不動産」という2つのテーマと考え、FP2級と宅建士の資格を、半年で取得しました。
今、確信していることがあります。それは、「本で得る『断片的な知識』は、資格という基盤を軸に『体系化』してこそ、本当の武器になる」ということです。
読書で興味の種をまき、資格の勉強で根を張らせ、実務で大きな実を獲る。 このサイクルを回すことが、変化の激しい現代で生き残るための最強の戦略です。
今回は、私が実際に読み込み、その後の「FP・宅建・診断士」という三種の神器(トリプルライセンス)取得への原動力となった10冊を厳選しました。
「単なる読書」を「人生を変える学び」に変えるきっかけにしていただければ幸いです。
1.FP(お金・人生)への興味が加速する3冊
(1)本当の自由を手に入れる お金の大学(両学長)
YouTubeでも有名な両学長の一冊ですが、診断士の視点で見ても、これほど『個人の財務諸表』を分かりやすく体系化した本はないと感じました。一生お金に困らない「5つの力」を「貯める・増やす・稼ぐ・守る・使う」と定義し、その力を高める具体的な方法をわかりやすく示しています。私はこの本をきっかけに、今の自分に不足しているのは「増やす力」「守る力」だと痛感し、FP2級の取得を決意しました。
(2)難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!(山崎元)
まさに「シンプル・イズ・ベスト」を体現した一冊です。診断士として多くの経営戦略を見てきましたが、複雑すぎる戦略は往々にして失敗します。投資も同じです。本書が提唱する「ほったらかし投資」は、まさに積立投資(ドルコスト平均法)の合理性を極限まで分かりやすく言語化したものだと思います。
資産を「安全資産(現金・国債)」と「リスク運用資産(全世界株ETFなど)」の2つに分けるという明快な指針は、投資初心者が迷いなく一歩を踏み出すための最高の地図になります。
(3) DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎるお金の払い方(ビル・パーキンス)
「資産を増やすこと」が目的になりがちなマネー本の中で、本書は「どう使い切るか」という、今まではなかった衝撃的な視点を与えてくれます。
診断士として企業の事業計画を支援する際も、資金は「貯めること」が目的ではなく、いかに「投資して価値を生むか」が重要です。人生という長いプロジェクトにおいても、健康や若さという「期間限定の資産」を最大化するためにいつお金を使うべきか、を考えることが重要です。
この本を読み、私は「ただお金に詳しい人」ではなく、ライフプランをしっかりとクライアントと話し合って提案できる「人生の質を高めるためのアドバイザー」になりたいと強く感じました。


2.宅建(法律・不動産)の必要性がわかる2冊
(1)「正直不動産」(漫画:夏原武 / 大谷アキラ)
不動産業界の「業界特性や慣習」をここまで表現した作品はありません。
診断士として企業の不動産戦略に関わることもありますが、不動産取引は情報の非対称性(プロと消費者の知識差)が非常に大きい世界です。価格高騰や家賃上昇が続く今、業者の営業トークを鵜呑みにせず、「何が正しい商慣習なのか」を判断するリテラシーは、ビジネスパーソンにとって必須の防衛術と言えます。
嘘がつけなくなった主人公・永瀬の奮闘を楽しみながら、損をしないための基礎知識が自然と身につく一冊です。また、営業担当に必要な交渉術も、優れた営業スキルを持つ魅力あふれた登場人物たちから学べます。
(2) 金持ち父さん 貧乏父さん(ロバート・キヨサキ)
「持ち家は資産か、負債か」という問いを世に投げかけた不朽の名著です。
診断士として企業の財務諸表を分析する際、「その資産がキャッシュを生んでいるか」を厳しく見ますが、本書はそれを個人の人生に当てはめて考える重要性を教えてくれました。
不動産価格が上昇し続けている今、感情に流されて「負債」を買ってしまうのか、戦略的に「資産」を構築するのか。この本で得た「お金の哲学」は、私がFPや宅建の資格を取得し、自分の人生をデザインし直すための強力な指針となりました。


3.診断士(戦略・思考)を深める5冊
(1)ストーリーとしての競争戦略(楠木建)
戦略とは、単なる「打ち手の羅列」ではなく、それらがつながって動き出す「ストーリー」である。
診断士として20年活動してきましたが、結局、企業の成功を左右するのは、個々の施策の良し悪しよりも、全体の「一貫性」です。本書が提唱する「一見して不合理に見える打ち手が、全体のストーリーの中で合理性に変わる」という視点は、診断士の二次試験で問われる「一貫した戦略」を理解するための最高の教科書になります。
小手先のテクニックではなく、ビジネスの本質的な「おもしろさ」を思い出させてくれる一冊です。
(2)USJを劇的に変えた、たった一つの考え方 (森岡毅)
マーケティングの本質は「消費者の脳内にあるスイッチを押すこと」である。
著者の森岡氏がUSJを再建した際の「数学的思考(確率・統計)」と「徹底した消費者視点」を重視したマーケティング戦略は、私たち診断士が経営支援を行う上での究極の指針です。「何を売るか」ではなく「どう価値を感じてもらうか」を考え抜くことが必要になります。
診断士として壁にぶつかった時、私はいつもこの本の「目的(Objective)→戦略(Strategy)→戦術(Tactics)」という思考のピラミッドに戻るようにしています。
(3)戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ(三枝匡)
私が「経営戦略」というものの本当の「面白さ」と「恐ろしさ」を知ったのは、この本がきっかけでした。
診断士として20年活動してきましたが、現場で起きている課題をどう整理し、どの順番で手を打てば「逆転」できるのか、悩むことが多いテーマでした。本書は物語形式でありながら、そのプロセスを極めてロジカルに示してくれます。
経営コンサルタントを志す人だけでなく、自分の職場で「現状を変えたい」と願う全てのビジネスパーソンに、勇気と武器を授けてくれる一冊です。
(4)問題解決プロフェッショナル―思考と技術(齋藤 嘉則)
私が診断士として、また一人のビジネスパーソンとして、思考の「背骨」にしているのが本書です。
クライアントの複雑な課題を前にしたとき、まずやるべきは「MECE(モレなくダブりなく)」に整理し、本質的な原因(真因)を特定すること。この本で学んだ「ゼロベース思考」と「仮説思考」は、情報が溢れる現代において、迷いなく正解に辿り着くためのコンパスになります。
20年前にこの本に出会えたことが、私のコンサルタント人生の大きな財産となっています。
(5)マネジメント エッセンシャル版(P.F.ドラッカー)
「成果とは何か」「顧客は誰か」――迷った時、必ずこの原点に戻ります。
診断士登録から20年、社会環境は激変しましたが、ドラッカーが説く「マネジメントの本質」は全く変わっていないと考えています。
今回、私がFPや宅建の資格を取得したのも、自分自身の「強み」を再定義し、変化する社会の中でより高い「貢献」を果たすための選択でした。自己管理(セルフマネジメント)の究極のバイブルとして、全てのビジネスパーソンに一度は読んでほしい聖域のような一冊です。
おわりに:読書という「点」を、資格という「線」へ
ここまで、私の人生と資格取得の原動力となった10冊をご紹介しました。
本を読むことは、著者の人生を追体験する素晴らしい冒険です。しかし、読んだだけで終わらせてしまうのは、あまりにももったいないと思っています。
「あ、この本面白いな」と感じたその直感は、あなたが新たな自己実現をするチャンスかもしれません。
そのチャンスを大切に育て、社会で使える「武器」に変えるための最短ルートが、資格の取得です。
「お金の大学」にワクワクしたなら、FPへ。 「正直不動産」に驚いたなら、宅建へ。 「戦略思考」に痺れたなら、診断士へ。
あなたの学びが、一生モノの武器に変わることを心から応援しています!



「本を読み終えたワクワクを、そのまま一歩前へ進むエネルギーに変えてみませんか?
私はこの10冊との出会いから、診断士・FP・宅建という3つの武器を揃える『三種の神器』の構想に辿り着きました。
まずは気になる1冊から手に取って、あなたの『武器』を探してみてください!」

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