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【2級FP技能検定とAFP】に「独学・半年」で合格するためにお勧めする学習方法

FP資格取得方法
るるやま
るるやま
るるやまです。本記事では、るるやまが実際に合格までに2022年1月から6ヶ月間勉強した方法や利用したツールについてご紹介します。

こんな方におすすめの記事です

1.「フィナンシャル・プランニン技能検定2級」合格をできるだけ短い期間で独学で目指す方
2.「AFP」の資格をコストをかけずに合格したい方
3.2つの資格取得に向けて、おすすめのテキストや学習動画コンテンツを知りたい方

FP(ファイナンシャル・プランニング技能検定)技能検定

1.ファイナンシャルプランニングって何?

人生における目標を実現するために、様々な視点から資金計画を立てて、経済的側面から実現に導く方法をファイナンシャルプランニングと言います。

ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。
これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。

ファイナンシャルプランナーという資格の名称はないので、技能検定に合格していることを総称して、FPと呼んでいます。

最近は、新NISAが開始したこともあり、日本の株式市場も活性化しているので、「お金」やその「資産運用」が注目されています。今後の自分の資産運用についての戦略を検討できるようにもなるので、今、学ぶのはとても価値ある知識の習得につながると思います。

2.FP技能検定とは?

FP技能検定は、厚生労働大臣から試験機関の指定を受けて日本FP協会が実施する国家検定です。検定には、1級、2級、3級の等級があり、それぞれに学科試験実技試験が設けられています。ちなみに、学科試験と実技試験は同日に実施され、両方の試験を受検可能です。

日本FP協会の学科試験は2級、3級のみで1級の実施はなく、実技試験の科目は1級、2級、3級いずれも「資産設計提案業務」となっています。実技試験は、計算問題が出るので、計算機の使い方に慣れておく必要があります。

学科試験と実技試験、両方に合格すると合格証書が発行され、等級ごとに「ファイナンシャル・プランニング技能士」と名のることができます。

FP技能検定は、通常は、3級試験を合格してから、2級試験を受ける方が多い資格ですが、指定研修を受けてレポートを提出した上で、ダイレクトに2級を受けるコースもあります。るるやまは、早く2級に合格したかったため、このルートで合格をしました。具体的な方法については、後述しますね。

3.FP技能検定の概要

ファイナンシャルプランナーという位置付けの検定は、日本では2種類あります。
NPO法人日本FP協会が認定する「CFP®資格」(上級資格)および「AFP資格」と、国家検定であるFP技能士(1~3級)があります。
日本FP協会では、AFP資格の認定要件としAFP認定研修の修了と2級FP技能検定の合格を必須としています。

AFP資格全体像(出典:日本FP協会ホームページ

るるやま
るるやま
るるやまは、現在AFPの上位資格である「CFP」の勉強をしているよ。

2級FP技能検定とAFPの資格に6か月で合格した学習法

1.学習方法の概要

最短で、2級FP技能士を取得して、同時にAFP資格に合格するには、「AFP認定研修」を受講することが最善の方法だと思います。るるやまは、3級試験を受験しないで、直接2級試験を受験するコースを選択しました。

AFP研修概要(出典:日本FP協会ホームページ
2級の受験資格は下記にですが、この1番に該当することになります。

下記1(1)~(3)のいずれかに該当する者
1)日本FP協会認定のAFP認定研修を修了した者(修了証明書の保持者)
・受講者番号がわからない場合、AFP認定研修を受講した認定教育機関(スクール・会社等)又は日本FP協会までお問い合わせください。
なお、「受講者番号・技能検定(一部)合格番号照会」で確認できます。
・受検申請書に記入した受講者番号(13桁)と日本FP協会で管理している受講者番号が一致しない場合、受検申請は受理しません。
AFP認定研修について

2)3級FP技能検定の合格者、金融渉外技能審査3級(旧審査試験)の合格者
・金融渉外技能審査3級の合格を受検資格とする場合、合格証書又は合格証明書類のコピーを提出してください。インターネット申請はできません。

3)FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
・「2級FP技能検定 受検資格『実務経験』について」に記載の業務内容に該当し、2年以上の経験がある場合に認められます。
・実務経験については、自己申告ですのでご自身でご判断ください。受検資格の可否に関するお問い合わせには回答できません。
・虚偽や不正が発覚した場合、試験の停止、採点の除外、合格の取消しを行う場合があります。
※1)、3)いずれも受検申請締切日までに研修修了しているか、2年以上の実務経験を有するものに限ります。

2.学習方法のスケジュール

るるやまは、1月から通信教育を開始し、5月の試験で合格をしました。その合格までの行程は下記のとおりです。2022年のスケジュールですが、現在でもほぼ同様です。

時期内容
1月上旬AFP認定研修(通信教育教材)の申し込みと受講開始
1月中旬から下旬テキストをベースに自己学習と確認問題
2月上旬FP認定研修修了課題 「①確認問題」の実施          ※6分野別に各20問(6回×20問)を実施し、各回6割以上で合格
2月中旬AFP認定研修修了課題 「②提案書」の作成         ※FPとして「提案書」と「キャッシュフロー表」の2つを作成する課題
3月中旬〜4月上旬「2級FP技能士検定」受験申し込み
4月上旬〜5月上旬過去問を繰り返し実施(1つの問題集で最低3回は実施)
5月最終日曜日試験当日
7月上旬合格発表
8月上旬「日本FP協会」へAFPのオンライン登録申請約1ヶ月後に本登録

AFP資格の認定手続きに関する詳細は、日本FP協会のホームページに記載があります。

3.AFP取得に向けた具体的な学習ツール

るるやまは、(1)通信教育で「AFP認定研修」を受講して「修了証明書」を取得、(2)市販のテキストと動画視聴で自己学習、(3)テキストに連動した過去問題集で3回繰り返し学習、の3段階で合格することができました。

(1)通信教育
FP協会が指定している「AFP認定研修」は、いくつかありますが、るるやまは、次の選定しました。理由としては、2つの理由がありました。
①講義用の動画があること
②動画コンテンツがある講座で最も安い価格であること

⚪︎購入教材「株式会社アーティスソリューションズ

最も重要なポイントは、この通信教育で、「①6分野すべての確認問題で60点以上をとること」「②事例をもとにした提案書とキャッシュフロー表を作成し合格点を取ること」です。

この二つの課題をクリアすることで、「修了証明書」を取得することができます。この「修了証明書」が、2級FP技能試験検定の受験申し込みに必要になります。

(2)市販テキストとYoutube動画

①市販テキスト
この会社の通信教育用のテキストは、一通り目を通しましたが、かなり難しい表現が多く、覚えるべきポイントが掴みにくいという感想でした。

そこで、試験の頻出ポイントをまとめた「市販の2級用テキスト」と「そのテキストに沿った問題集(過去問)」を1セット購入しました。合格者の方のブログや書店で比較を行い、私は下記を購入しました。無駄な情報がなく、基本的な事項をおさえたテキストと問題集で、記憶力の定着にもつながったと思います。

①テキスト
「FP2級・AFP 合格のトリセツ 速習テキスト 2023-24年版」

このテキストの良い点は、全編オールカラーで、25テーマに分かれ、ポイントなる議題が明確であることです。法律系資格の最大手が監修していることもあり、解説内容もとてもわかりやしものです。

FP2級・AFP 合格のトリセツ 速習テキスト 2023-24年版

②Youtube動画
通信教育用の動画が、わかりにくかったため、宅地建物取引士試験の時によく利用したYoutube動画を利用することにしました。
るるやまが利用した動画コンテンツは下記2つです。

ほんださん / 東大式FPチャンネル

3級と2級の合格に必要な全6科目の知識インプットが、非常にわかりやすく学べる動画です。ほんださんの講義は、具体例を交えながら、上記テキストをベースに進行されるので、ほぼ費用をかけずに、LEC同等の講義を「無料で」受講することができます。

みきてぃーのFP2級試験対策講座

10分程度の動画で、各重要項目についてわかりやすい動画です。特に直前期の一問一答の動画は、電車などの隙間時間を活用して理解を深めることができます。また頻出項目をまとめたNoteがわかりやすく、試験前の短時間での復習に貢献しました。
※2021年に購入しましたが、CFPの勉強をしているので、今でも基本項目の最新情報を確認するために目を通しています。

(3)問題集
「FP2級・AFP 合格のトリセツ 速習問題集 2023-24年版」
問題集は、各論点ごとにテーマを都度設定してテキストと連動しているものが良いと思います。

また、問題文が左側で、右側に答えをレイアウトしている様式のものが、解答の確認がしやすいのでおすすめです。

FP2級・AFP 合格のトリセツ 速習問題集 2023-24年版

るるやま
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独学でも、この方法で、効率的に学習を進めれば、低コストかつ半年で合格ができます。記事が参考になれば嬉しいです。

今日も、記事をお読みいただき、ありがとうございました!

るるやま @ruruyamasan でした。